【日本の貧困のイマ】

「貧困」という言葉は近年よく話題にあがるようになりました。近年というのはここ5年、2012年あたりからのことです。それまでは貧困という言葉はそこまで重要視されていませんでした。

貧困というと「貧困家庭」や「女性の貧困」「貧困格差」「ひとり親家庭」「非正規雇用」「子供の貧困」などのワードが連想されますが、みなさんは具体的に貧困についてどのような理解をされているのでしょうか。

今回は貧困について、

 

1. 日本の貧困

2. 子供の貧困

 

というテーマごとに記事をまとめていきたいと思います。

是非ご興味のあるテーマからお読みいただければと思います。

スポンサードリンク


 

絶対的貧困と相対的貧困

日本の貧困率は16%前後を行ったり来たりしているのが現状ですが、この数字によれば6人に1人が貧困とされる16%を皆さんはどのように受け止めるでしょうか。

 

まず、貧困という状態は実際にはどのような状態のことを示すのか、皆さんにイメージをおさらいしたいと思います。

 

「南米の方で、日々の食べ物に困っている人」

「給料が極端に少ない人」

「非正規雇用で職がない人」

「道路の上で生活していて家がない人」

よく聞くのはこのような貧困のイメージです。そしてこれらの状態は皆さんの予想通り、大抵は貧困状態であると言えると思います。

 

では、これらはどうでしょう。

 

「周りは放課後に習い事をしているけど自分はしていない」

「生活に困っているわけではないけど、外食はしたことがない」

「大学に行きたいけど、あきらめて高卒で就職する」

「ネイルや漫画を買うお金はあるけど、生活事態には困っている」

 

…いかがでしょうか。

率直に言うと、これらも貧困状態であるといわれています。

最初に挙げた例より程度の軽い貧困状態のように思われるかもしれません。

この二つの貧困の違いは、相対的貧困絶対的貧困という二つの貧困の定義に基づきます。

絶対的貧困

絶対的貧困とは、最初の例のあったような今日を生きていくのにも困っているような状態のことを示します。

衣食住の確保が厳しく、飢餓で苦しんだり、収入がなく生活が成り立たない状態のことを示します。これは衣食住などの最低限の基準から最低限の生活レベルに必要な生活レベルを割り出すものですが、それぞれの国や文化を考慮していないので、日本国内を見るときにはあまり当てになる指標ではありません。(少なくともネットを開いてこのサイトを見れるような方々には当てはまることのない定義です。)

日本で重視されるのは絶対的貧困ではなく、この後お話する「相対的貧困」のほうなのです。

相対的貧困

相対的貧困に当てはまる人とは、“等価可処分所得(世帯の可処分所得を世帯人員の平方根で割って調整した所得)の中央値の半分に満たない世帯員”というのが正しい定義の仕方です。

もっと簡単にいうと、自身の所得が国の全体の平均所得の半分以下の所得しかない人のことを示します。

日本の相対的貧困のライン

では具体的には日本ではいくらの所得からがこの相対的貧困のラインとなっているのでしょうか。

日本の等価処分所得の中央値は224万円だそうです。相対的貧困のラインはこの半分というわけですから、112万円が貧困ラインとなります。

スポンサードリンク

これだけみると年収112万円以下の人が貧困層ということになりますが、これは一人暮らしの人の場合の貧困ラインです。

貧困ラインは、世帯の人数によって変わってきます。1人世帯の人がこの112万円という貧困ラインであるとすると、家族が2人では約175万円4人であれば224万円が貧困層のラインとなります。

いかがでしょう。人数によって変わってくると、だんだんと貧困ラインが近くに感じてきたりしませんか。

まとめ

貧困についての基礎知識をまとめてきましたが、いかがでしょうか。

次回は貧困について、流行語大賞にもなった「子供の貧困」といいう視点から見ていきたいと思います。

 

スポンサードリンク