北朝鮮から先日、日本領空を通過するミサイルが打たれたばかりですが、今度は北朝鮮がEMP攻撃、さらに水爆の実験について言及を始めました。

このEMP攻撃とは、高高度核爆発による強力な電磁パルス(EMP)による攻撃です。実はこの攻撃は現代の日本社会を崩壊させてしまう可能性があるのです。

一体このEMP攻撃の何が恐ろしいのかについて解説していきます。

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電磁パルスEMPで日本のインフラがすべてダウン!?

北朝鮮が今回言及したのは、「EMP攻撃」という攻撃方法です。

これは核兵器の使用が前提ですが、通常の核攻撃のように核爆弾や核ミサイルを目標地点に直接命中させるのではありません。

EMP攻撃において重要なのは「高高度核爆発」です。

高度100km~数100 kmの「高層大気圏」と呼ばれる部分で核爆発を起こすことを「高高度核爆発」とよびます。

この高層大気圏で起こる核爆発は、大気が希薄なため爆風はほとんど発生しません。代わりに核爆発のエネルギーのほとんどが「電磁放射線」として放射されることになります。

この電磁放射線が地球の磁場と干渉し、一瞬で超強力な電磁パルス(EMP)が発生します。

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ところでこのEMPが一体なぜ怖いのでしょう。

実はこのEMPは、対策が施されていない電子機器ほぼ全てを使用不能にしてしまうのです。

強力なEMPの放射は例えるとすべての電子機器に雷が落ちたような状況です。あるいは、電子レンジに金属を入れてスイッチを入れたような状況です。

これにより有線・無線に関わらずほぼ全ての通信回路やその周辺部分が過電流、過電圧で破壊されます。

現代の日本社会はまさに情報通信社会です。

これを支えるインターネット環境には、必ず電力が必要になりますよね。

EMP攻撃を受けると、あらゆる送電システム、電車などの交通や放送網など、あるいは医療機器など電力を必要とするあらゆるものが使用不能となります。

 

ここから想像できるように、電子機器が使えなくなった社会はもはや破滅しかありません。

特に首都圏に住む人々は、食料を確保することすら難しくなります。

金融機関もすべてダメになってしまうため社会的に大きな混乱も発生します。まさに先進国つぶしの攻撃法とも言えます。

現在の日本などが行うミサイル防衛は意味なし!

先日の北朝鮮ミサイル発射など、地点攻撃に対してはMD(ミサイル防衛)は有効な手段の一つです。

しかし、この高高度核爆発を用いた攻撃の場合、MDでは対応できない高度であり、現状そのミサイルを打ちおとす技術は実用レベルに達していません。

つまり今の状態では打たれてしまうと迎撃はできないのです。

しかもこの攻撃を行うため必要なのは北朝鮮が保有するようなロケット(ミサイル)だけで良いので、現在の北朝鮮でも核ミサイルが完成すればこの攻撃を行うことは十分可能なのです。

EMP攻撃に対する対策は!?

EMP攻撃に対しての有効な対抗手段は今のところ「予防」しかありません。

光ケーブルはEMPの影響を受けないため、情報通信機器のシールドを光ケーブル化したり、電子機器をアルミホイルなどの金属箔でつつむなどの対策しかできません。

また日本はこのEMP攻撃に対して対策が遅れており、2017年になてやっと防護技術の動向調査が始まるといいます。

 

北朝鮮の水爆実験は行われる?

北朝鮮の金正恩委員長は核兵器研究所が新たに製造した水爆を視察した、と朝鮮中央通信が伝えたそうです。

さらに新型のICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験も行われていることからその可能性は高くなっていると考えられます。

 

まとめ

EMP攻撃は、核爆発による直接の被害、死者が出ることはほとんどありませんが、場合によっては実際に核攻撃を受ける以上の被害を被る可能性があります。

対策は微々たるものしかできませんが、少しでも通信網をストックしておくなどの対応が求められます。

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