9月23日より、東京の上野にある東京芸術大学の大学美術館にて『「素心伝心」 クローン文化財 失われた刻の再生』が開催されます。

“クローン文化財”という聞きなれない言葉が出てきました。

いったいこれは何なのでしょうか。

今回はクローン文化財やそこに使われている技術、さらに開催要項もまとめました。

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クローン文化財って?

文化財、特に有形文化財と呼ばれる建造物や絵画・彫刻や工芸品・さらには書籍などは、常に「無くなってしまう」という危険が付きまとっています。

火事や地震などの天災によって焼失したり破損したりすることもあれば、心無い観光客や政治的・宗教的な理由から人為的に破壊されてしまうこともあります。

東西文明が交わるところとして栄えたアフガニスタンでは、長く続いた戦争により破壊・略奪等がなされたという事実もあります。

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なにより重要なのは、文化財そのものはたった一つしかないということです。なくなってしまえば永遠に失われてしまいます。

 

東京藝術大学は、文化財の本来の姿を蘇らせること、さらにそれを未来につなげることを目的とし、文化財を「クローン」として復元する特許技術を開発しました。

もともと東京藝術大学は世界でも類を見ないほど「模写技術」に長けていることで有名で、クローン文化財作成にあたって最新のデジタル撮影技術、2次元・3次元の印刷技術を融合させたのだといいます。

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東京藝術大学のクローン文化財制作実績

東京藝術大学によるクローン文化財は、今回展示される3D計測や3Dプリンター技術を駆使して金銅仏として再現した法隆寺の「釈迦三尊像」や、1949年に焼失してしまった法隆寺金色堂壁画12面、世界遺産である「東洋のヴィーナス」と称される敦煌莫高窟第57窟、そして2001年に破壊されたアフガニスタンのバーミヤン東大仏の天井に描かれていた壁画などが展示されます。

このアフガニスタンのバーミヤン東大仏壁画は150枚を超える写真を分析する「デジタル技術」と、手作業で彩色を施す「アナログ技術」の融合が生み出した作品です。

またゴッホの絵のクローンなども作っています。ゴッホの絵は絵の具による凹凸があることで知られていますが、その凹凸まっでも再現してしまうのが東京藝術大学のすごいところ。

しかもクローンなので実際に触ることもできるそう。

観覧料・開催日時・場所

シルクロード特別企画展『「素心伝心」 クローン文化財 失われた刻の再生』は、2017年9月23日~10月の26日まで開催されます。

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場所は東京藝術大学大学美術館(台東区上野公園12-8/上野駅より徒歩10分)で、開館時間は午前10時から午後5時まで。

観覧料は当日一般で1000円となっています。

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