とある研究から、ゴキブリをゾンビ化させてしまう毒があるということが発見されました。

それはエメラルドゴキブリバチという寄生バチの毒です。

 

『毒』と聞くと一見危険なものというように思えてしまいますが、生物の毒は医療に応用されていたりします。

今回はこのエメラルドゴキブリバチについてまとめていきましょう。

 

 

エメラルドゴキブリバチとは?

image

まず最初にエメラルドゴキブリバチとはどんな生物なのかについてまとめていきましょう。

上の写真のようにエメラルド色の艶やかな色をしたハチです。ゴキブリではありません。

見た目はとても綺麗なこのハチですが、ゴキブリに卵を植え付けるという残虐非道なことをします。

一度ゴキブリに針を刺して神経を麻痺させ、ゴキブリが麻痺して動きが鈍ってきたところに、加えて針を刺してさらに麻痺させるという恐ろしいことを考えてるハチです。

 

そしてゴキブリが完全に麻痺したところで、今度は卵を植えつけます。

卵が植えつけられたゴキブリを巣まで運び込み、他の捕食者に卵が入ったゴキブリを襲われないように巣の入り口を塞ぎます。

卵は3日ほどで孵化しますが、生まれた幼虫はゴキブリが死なない程度に時間をかけてゆっくりと捕食をしていきます。

とにかくゲスいことを考えているのがこのエメラルドゴキブリバチです。

人もそうですが、見かけによらないものですね…

 

 

エメラルドゴキブリバチの毒は人体に影響する?

image

さて、ここまではエメラルドゴキブリバチの特徴や生態についてまとめてきましたが、エメラルドゴキブリバチの神経毒は人体に影響するのでしょうか。

 

最新の研究では、このエメラルドゴキブリバチの神経毒が、パーキンソン病の治療薬として使えるのではないかという事実が発見されつつあります。

人のパーキンソン病は、脳細胞が徐々に死んでいく神経変性疾患ですが、ドーパミンという神経伝達物資流を作る細胞が変性をして、ドーパミンが不足してしまい様々な症状が生じるものです。

このパーキンソン病の研究に、この神経毒が役にたつかもしれません。

 

さて、最新の研究では医療に応用されそうなこのエメラルドゴキブリバチの神経毒ですが、例えば道端でエメラルドゴキブリバチと遭遇してしまった時はどうすれば良いのでしょうか。

エメラルドゴキブリバチは、主に南アジア・アフリカ・太平洋諸島などの熱帯地域に分布しています。

日本にも生息しています。

しかしこのエメラルドゴキブリバチが人に害を与えることはほぼないと言われています。

ゴキブリ駆除のためにエメラルドゴキブリバチが使用された例もあるくらい、人を襲うことはありません。