芥川賞2019の受賞作品が決まりました。

町屋良平氏の「1R1分34秒」です。

 

どうやら、ボクシングと関係があるようです。

このタイトルに込められた意味や、

町屋良平さんとはいったいどのような人物なのかを探ってみたいと思います。

町屋良平さんのプロフィール

 

 

 

 

 

 

 

 

画像出典:産経ニュース

 

生まれ年   1983年

出身     東京都

職業     小説家

活動期間   2016年

受賞歴    文藝賞 芥川龍之介賞

デビュー作  青が破れる

特技     ボクシング ダンス

町屋良平さんの芥川賞作家への道のり

町屋良平さんは、高校を卒業し、武蔵野大学に合格するも、ほとんど行かず

フリーターをしながら小説を書いていたのだそう。

 

小説家と言えば、本の虫なのでは?と思いがちかもしれませんが、

町屋良平さんは、実に自由なスタイルの持ち主。

 

好きな本しか読まず過ごしていたのだとか。

ですが、文藝賞の最終候補に残った時に、小説への強い興味をいだくように。

それから、小説をちゃんと読み出したのだそう。

 

意外にも、自分にはちゃんとした文章を書けないと思っていたようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

画像出典:Web河出 – 河出書房新社

2016年に、文藝賞受賞時の対談で、

町田康氏から、力強いエールをもらっていました。

 

たしかに最初は「えっ?」っていうような文章だと思いました。でも、この小説はこの文章じゃないといけない。計算された文章ですよ。この感じを突き詰めたらいいと思う。引用:Web河出

 

そこで、町屋良平さんもこのように返答。

誰にも似ないで、一番中庸な自分と、言葉との関係を見つけていきたいです。例えば小説をがむしゃらに書いて思い切り突っ走ると、まっすぐ行き着いてもゴールの辺りでなにかに似てしまうことがあると思うんです。それが一番目につくところだから、しっかり自分と言葉の関係を測りつつやっていこうと。

引用:Web河出

 

町屋さんは大御所のご意見も受け、独自のスタイルを貫き、今回の芥川賞受賞に至ったわけです。

 

因みに、一番最初に影響を受けたのは、さくらももこさんのちびまる子ちゃんからだそうです。

そこから、作文とは違う文章が書けるのではないかと思い至ったのだとか。

 

芥川賞2019「1R1分34秒」タイトルの意味は?

町屋良平さんの小説、「1R1分34秒」という珍しいタイトルに

込められた意味はどのようなものなのでしょうか。

 

1R1分34とは、ボクシングの試合時間のこと。

 

ボクシングのリングに上がるまでには、膨大な時間や食事制限や厳しいトレーニング

という計り知れない努力の積み重ねがあります。

この僅か、1分34秒の間に勝敗が決まってしまう歯がゆさを

タイトルに込めているのだとか。

 

町屋良平さんの独自の文章スタイルを駆使し、身体の運動と言葉の関係に

こだわりぬいた作品となっています。

「1R1分34秒」のあらすじは?

 

 

 

 

 

 

 

 

画像出典:素材ラボ

「1R1分34秒」とは、どのようなあらすじなのでしょうか。

主人公は、プロボクサー。

 

デビュー戦を見事KO勝ちで飾るも、三敗1分という成績。

 

1分34秒で負けてしまった試合を、映像で追体験していきます。

 

そこで、こうすれば勝てたかも、こうすればパンチが当たったかもと、

もし勝てたならこんな自分が待っていたと、もがき苦しむ姿が描かれます。

 

考えすぎのボクサー21歳は自分の弱さや、人生にも厭きてしまいます。

その後、長年のトレーナーからも見捨てられるのですが、

変わり者のウメキチと練習の日々の中で、主人公の心身も変わっていくのでした。

 

1R1分34秒も映像化される可能性大な気がします。

町屋良平さんの作品は、他にも、「青が敗れる」や「しき」があります。

ボクシングや、ダンスがテーマの小説。

 

気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか?

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