https://www.yomiuri.co.jp/photograph/news/article.html?id=20190118-OYT1I50007

2019年1月18日午前9時50分頃、民間企業・大学などが開発した7つの小型衛星が搭載された「イプロシン」4号機が打上げられ、見事成功を収めたことでニュースになっています。

このイプロシンが打上げられた目的は、JAXAが独自で公募によって選び抜いた7つの実証テーマを軌道上で実証するための衛星を宇宙空間に届けることで、その中にベンチャー企業の株式会社ALE/ALE-1が開発に成功した「人工流れ星」を実際に宇宙空間へ放出し、実証実験をするといった世界初の実証テーマに挑む事でも話題を巻き起こしています。

この実証実験が成功したら、「好きな場所」「好きな日時」で流れ星による演出を行う事が可能になるとして、大切な人の祝い事・ライブイベント・記念式典といった様々なシーンに使えるエンターテインメントビジネスとして発信したいとの狙いがあるようです。

photoby:YOMIURIONLINE 

どのような仕組みで流れ星を人工的に?

東北大学、首都大学東京、神奈川工科大学、日本大学の研究チームが技術面での協力の元、株式会社ALE/ALE-1が独自に開発し、今回打上げた超小型人工衛星(縦横60㎝・高さ80㎝・重さ68kg)の中に、約1㎝の金属類などで作成した球を400個搭載しています。

今回18日に一基打上げられましたが、同じ仕様の衛星を別の機会にもう一基打上げる予定としています。

この球を超小型人工衛星の筒状の装置から7000キロ先に打ち出し、地球の大気圏で燃え尽きさせることで「流れ星」を人工的に作るという方法です。

私たちが映像で見る衛星は非常にゆっくりした動きに見えますが、実際は物凄い速さで移動しています。

この衛星もまさしくそうで、「秒速8キロ」という速さで地球の軌道を回っているので、打出し場所から先で大きくずれるリスクが大いにあり得るとのことで、取り付けられた打出す装置に関しては、寸分の狂いもないように200分の1ミリという驚愕の精度で作成されているそうです。

人工流れ星の輝きは、マイナス1等星を超える輝きで、10秒ほど目視で観測することができるそうです。

またその明るさから、電気が多く暗くならない大都市でも見ることが可能になると言われています。

打出す球のタイミングや速度を変えれば、自分がいる場所から5つ以上の流れ星を見ることもできるとのこと。

マイナス1等星の輝きはこちら↓ 人工流れ星は動画内の一番輝いている星「シリウス」(厳密にはマイナス1.5等星)に匹敵するかそれ以上の明るさ

人工流れ星を観測日時と観測できる場所は?

観測日時の詳細までは決まっておらず、来年2020年(32年)春の日没頃を目標に計画を進めているそうです。

予定日に今回と次回打ち上げ予定の衛星どちらかを使用して、オーストラリア上空で流星物質を放出して15分後に日本の上空を約60~80キロに突入した際に流れ星が発生する計画です。

観測できる場所は、広島県の瀬戸内地域の直径約200キロの範囲で観測が可能と言われていて、その際流す流れ星の個数は未定ですが、この観測イベントを皮切りに、各地でイベントを開催して、衛星の寿命が来る1年後までに搭載した人工流れ星を使い切る見込みとのことです。

人工流れ星は販売予定!その価格は?すでに問い合わせ殺到!?

エンターテインメントビジネスとして確立するものですから、当然この人工流れ星を購入可能になります。

すでに「人工流れ星を娘の誕生日にながしたい。」と中東あたりの国に住む方から問い合わせが株式会社ALE/ALE-1へ殺到しているほど、世界はこのビジネスに目を付けています。

その気になる価格は現在のところ残念ながら「非公開」とされていています。

今後は某夢の国のパレード、紅白歌合戦の野外会場上空、大物アーティストの野外LIVEなどでその姿を見ることは出来るのでしょうか?


筆者は幼いころから夜空を眺めるのが好きで、特に空気が澄んだ冬の星空を見ながら歩くこともしばしばあり、頻繁に夜空を見ていた私でも人生で流れ星を見たことがあるのは2回ほどです。それもほんの一瞬。願い事など当然祈る間もなく消えてしまい切なくも恋しい思いになる気持ちは今でも覚えています。

その流れ星が人工であれど、10秒間も、そして好きなだけ楽しめるというのはまさに夢のようです。

一方ですでに一部からは、「宇宙ゴミが増えないか心配」「流れ星は自然現象だから価値がある」といった意見もあるのが現実です。

ですが、その光輝く姿がみれる日が訪れるのかと思うと、今からワクワクしませんか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。