新元号の令和の由来が、「万葉集」であるという事から、話題になってきています。

学校の授業では殆ど携わることが無かった「万葉集」。

しかし、元号の由来として日本最古の歌集と聞いたら興味が湧いてきましたよね。

今回は、今さら聞けない万葉集の基礎知識をまとめたいと思います。

万葉集って何?

万葉集というのは、様々な人々が作った「和歌」を集めて作られた雑誌のようなものです。

現代でいうと、文芸春秋のような色々な小説が集められた雑誌でしょうか。

イラストではないですが、少年ジャンプなどの様々な漫画作品が集まった雑誌にも似ていますね。

いずれにせよ、現代のこういった文集の原点になっています。

また、出身地と方言で書かれている歌集もあるので、現代における「方言学」の参考とする研究資料としても使われているようです。

万葉集はいつ頃からあるの?作者は誰?

万葉集は7世紀後半から8世紀後半の1世紀半にかけて作られたものと言われています。

いかに長期間に渡って愛され親しまれたかがわかりますね。

その1世紀半を四つの時期に分けると以下のようになっています。

第1期 629年~672年 舒明天皇即位から壬申の乱が起きました。
第2期 710年 平城京遷都が起きました。
第3期 733年 元号である「天平」5年です。
第4期 759年 天平6年〜天平宝字3年

作者は様々な人物から不明なものもある

阿部首相が仰っていたように、万葉集というのは「人々の身分関係なく、評価されたものが歌として掲載されています。」

ですので、天皇・貴族・下級宮人・防人が分け隔てなく歌を作成していました。

その歌の数は4500首以上あるとされていて、そのうちの2100首ほどが作者不明とされています。

万葉集の名前の意味や成り立ちは?

万葉集という名前の意味については、いくつか定説があり、どれが正しいのかというのはまだ判明していません。

・よろづ(万)の言葉を集めたという所から。

・歌や言葉を葉に例えて、それらを集めた歌集という所から。

・万葉という言葉には、万代(永久)という意味もあり、この歌が末永く後世に渡っても語り継がれるようにという願いから。

また、成り立ちについてははっきりとはわかっておらず、以下の様な説が唱えられています。

・勅撰説
・橘諸兄編纂説
・大伴家持編纂説

学者の間では、大伴家持(おおとも の やかもち)という詩人が何かしら関与しているという説が一番有力とされています。

万葉集に収録されている歌の種類は?

万葉集にも、恋愛について歌った歌、季節の情景を読んだ歌など実に様々です。

万葉集には全12巻収録されていて、ひとまとまりの本ではなく、いくつかの歌が集まった巻を集めて「万葉集」という形になったそうです。

各巻は年代順や部類別、国別などに配列。各巻の歌は、部類に分けられています。

いかのような種類に分類されていました。

雑歌(ぞうか)・相聞歌・挽歌の三大部類

雑歌(ぞうか)は旅で詠んだ歌、自然や四季をめでた歌などである。
相聞歌(そうもんか)は、男女の恋を詠みあう歌(人を愛する歌)である。
挽歌(ばんか) 棺を曳く時の歌。死者を悼み、哀傷する歌(人の死を悼む歌)である。

四季や季節などの情景(美しさや癒し)、恋を読み合う歌(好意や恋慕)、死者を弔う歌(悲しみ)など、それぞれ人間が感じるであろう感情などを主に歌っていると思われます。

表現の仕方は?

先程述べたのは大まかなカテゴリーです。

表現様式といわれるこちらの表現技法は、さらに細かい部分を表します。

恋であっても、「結ばれて嬉しいの感情」なのか、「失恋して悲しい感情」なのかを伝えるための技術です。

以下の通り。

寄物陳思(きぶつちんし) 恋の感情を自然のものに例えて表現
正述心緒(せいじゅつしんしょ) 感情を直接的に表現
詠物歌(えいぶつか) 季節の風物を詠む
譬喩歌(ひゆか) 自分の思いをものに託して表現

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

これから人気爆発な事間違いない万葉集!今のうちにおさらいしてみてくださいね。