経済産業省は、電動アシストが付いたベビーカーは道路交通法が定めるところの「小児用の車」には当たらず、「軽車両」として扱われると発表しました。

軽車両ということになると、歩道で標識がない限りは車道を通行しなければならないことになります。

しかしベビーカーという性質上「それはまずいのではないか」という意見も上がってきています。

今回はこの電動アシスト付きベビーカーについてや道路交通法、さらには交通事故の危険性などについてまとめます。

電動アシスト付きベビーカーってどんなもの?

上り坂などでベビーカーを押す保護者の方の負担を軽減するために電動アシストが搭載されている電動アシスト付きベビーカー。

中には個性的な形のベビーカーも存在しています。

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6人乗りという大きなベビーカーもあり、どちらかというと幼稚園・保育園でよく見かけるサイズのものですね。

 

軽車両にはほかに何がある?

道路交通法でいう軽車両は、「原動機を持たない車両の総称で、運転免許等は不要だが交通規則は守る必要がある」と定められています。

軽車両に当たる乗り物は以下のようなものがあります。

・自転車

ただし、警視庁の見解によれば、以下の条件をすべて満たしていれば「小児用の車」に認定されます。

・小学校入学前までの者が乗車する自転車

・車体が6歳未満の者が乗車する程度の大きさ(車輪がだいたい16インチ以下)

・走行、操作がかんたんで速度が4km/h~8km/h程度のもの

 

・荷車(大八車やリヤカー)

・人力車

・そり(犬ぞりなど)

・祭り等の山車

・牛車や馬車

 

逆に軽車両でないものは以下のようなものがあります。

・車いす

・シニアカー

・歩行補助車(高齢者向けの手押し車)

・ショッピングカート

・小児用の車

 

ここで注目なのは、乳児用の手押し車は明文化されておらず定義が曖昧であるということです。

軽車両の定義を見ていくとふつうは軽車両でなく「小児用の車」なのでは?と思いますが、関係省庁は「人力により陸上を移動させることを目的とした用具」、「軌条または下線を用いないもの」として「人力車」と認定したといいます。

軽車両になるとどうなる!?

軽車両は、基本的に「車道」または「路側帯」を走行しなければならないと法律で決まっています。

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例外的に、標識で軽車両も歩道通行可能となっている場合がありますが、標識がない場合は車道の通行をしなければなりません。

また、警音器の設置もなされていなければならないことも決まっています。

交通事故の危険性は?

車道を走るということは、当然自動車や軽車両との衝突、接触の危険性は高まります。

曲がり角や交差点では自転車などが絡む事故が非常に多い「巻き込み」による事故も発生します。

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また自動車のドライバー側からしても、いくら軽車両とは言え人力車なのでスピードは遅く、また乳幼児や保護者がいるため追い越しをする際には非常に神経を使うことになります。

そのためこんなことをすれば悲惨な交通事故が起きてしまうのではないかと危惧する声も上がっています。

 

まとめ

今回電動アシスト付きベビーカーは軽車両として認定されてしまったことで、法律上は車道通行が基本となりました。

しかし上記の通り車道走行は歩道走行に比べ危険度は高いのが現状です。

今後どのようになっていくか注目です。