2017年11月21日の報道で、大人気マンガ「るろうに剣心」の作者・和月伸宏氏(47)が、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(単純所持)の容疑で書類送検された、と伝えられました。
1994年から始まった「るろうに剣心」は非常に人気が高く、シリーズ累計6000万部を売り上げるスマッシュヒットとなりました。
現在は正式な続編である『るろうに剣心—明治剣客浪漫譚・北海道編—』が連載されていますが、ほかにも影響が出てきているようです
るろうに剣心ってどんなマンガ?

るろうに剣心は、1994年から1999年までの5年間、マンガ雑誌『週刊少年ジャンプ』にて連載されていた作品です。
テレビアニメや映画、OVAなどでも人気を博し、2012年には実写映画化されこれも大人気となりました。
本編終了当初は「2度とるろうに剣心は描かない」と担当と約束していましたが、2012年の実写映画公開時に特別編が、2016年には番外編が「ジャンプSq.」にて掲載され、さらに正式な続編である北海道編が同誌で連載中です。
物語の舞台は、少年誌では珍しい「明治維新後」の日本。
幕末に「人斬り抜刀斎」と恐れられた伝説の剣客、緋村剣心が主人公です。
明治維新後回診し、「不殺(ころさず)」の誓いを立て、「流浪人」として各地を旅します。
逆刃刀(さかばとう)が有名ですね。
ストーリーは大きく分けて
- 東京編(序章であり、テレビアニメの呼称)
- 京都編
- 人誅編
で構成されています。
この一連のストーリーの中で、剣心は人斬りとしてではなく、新たな生き方を模索していきます。
実写版るろうに剣心への影響
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実写版の「るろうに剣心」第一作目は2012年に上映されました。
最終興行収入は30・1億円と大ヒットを飛ばし、続く第二作・第三作も大盛況となりました。
主題歌はすべて超人気ロックバンドONE OK ROCKが手掛けており、特に第一作のThe Beginningはスマッシュヒットとなりました。
剣心役は佐藤健、ヒロインの神谷役は武井咲と今や大人気となっている俳優・女優を迎え、そのほかにも綾野剛や窪田正孝など、蒼井優など美男美女がそろっていたことも人気の一因だと言われています。
そんな劇場版第四作ですが、実は来年(2018年)に制作開始される予定だったというのです。
しかし武井咲さんが妊娠しており出産も控えていることから、スケジュール調整で制作側が四苦八苦していたところに今回の書類送検事件が発生してしまいました。
「実は『るろ剣』の映画は、来年にも第4作の制作を控えていたんです。それが、今秋に明らかになったメーンキャスト・武井咲の妊娠でスケジュールが流動的になっていたところに、この原作者のトラブル発覚は、関係者にとって非常に頭が痛いところ。もともと『ジャンプ』のメインターゲットである男性だけでなく、女性からの人気も高い原作ですし、主演の佐藤健をはじめ多数のイケメン俳優が登場することから、映画のターゲットも、もちろん女性。それだけに、今回の件でのイメージ低下は計り知れません。今後の展開によっては、企画自体が吹き飛ぶ可能性もありますよ」(制作会社関係者)
http://news.livedoor.com/article/detail/13922276/
とあるように、ファンのイメージダウンも相当なものがあるでしょう。
また、現在連載中の『北海道編』は休載が決定しているようです。
まとめ
ただでさえ児童ポルノ所持は許されたことではありませんが、大人気マンガの原作者ということもあり各方面で多大なる影響が出ています。
実写版るろ剣を楽しみにしているファンもたくさんいますから、今後の展開が注目されそうです。
