タロとジロという犬をご存知ですか?

 

実話から生まれた映画

「南極物語」

に登場する樺太犬です。

 

実は、わけあって南極に取り残されたわんこたちの

生き残りがタロとジロです。

かれこれ60年目に明かされた証言に注目が集まっています。

南極物語とは?

 

 

 

 

 

 

画像出典:マイナビニュース

 

1956年に文部省の南極基地観測隊が、海上保安庁の運行する南極観測船にのり

南極大陸へ向かいました。

 

その時に連れて行ったのが樺太15頭です。

中には、民家で普通に暮らしていた犬も含まれていました。

 

そして、1年以上南極で生活を共にしました。

1958年2月、次の越冬隊と交代するため、宗谷が南極へ赴くも、長期の悪天候により

南極上陸、越冬も断念せざるおえませんでした。

 

全て撤退するという過程の中、どうしても犬たち15頭を連れて帰ることが

出来ず、無人の昭和基地に置き去りにするという事態に陥ったのです。

 

極寒の地で、しかも誰もいない南極に残された15頭の犬。

 

やっと1年後に再開された第三次観測隊が南極で再会したのが

生き残ったタロとジロでした。

 

映画では、実話をもとにフィクションも含まれて描かれています。

南極ロケも実施し、撮影には3年以上かけた日本が誇る映画となっています。

 

数年前にハリウッドでもリメイクされ、世界からの注目も高い話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

画像出典:アマゾン

 

 

 

南極物語!60年目の証言とは

 

第1次・第3次越冬隊員であり、犬係だった

北村泰一九州大名誉教授が明かした60年目の証言に注目が集まっています。

 

止む無く、基地を後にする際に、犬たちは自分たちの運命を悟ったかのように

 

ウォーン

 

と一斉に遠吠えしていたといいます。

 

切なすぎますね。

心を通わせて生活していたでしょうし、

人間たちに捨てられてしまうということが

表情や態度から十分伝わったのだと思われます。

 

北村さんは、犬たちの運命を見越して絶望しました。

 

第3次越冬隊に参加した理由も、犬たちを大切に葬ってあげたい

その一心だったとか。

 

ところが、基地に到着すると、首輪の鎖を引きちぎることが出来た

タロとジロだけが生き残っていたのです。

 

北村さんも子犬のころ別れたままだったので、最初はわかりませんでした。

 

タロ!と呼ぶと尾尻がピクリと動きます。

 

もう1匹はジロか?

すると、右の前足を前方にあげて返事をしたそうです。

 

そして、2匹は北村さんに甘えるように雪の上を転げまわりました。

 

他の7匹については、鎖につながれたままだったそう。

他の6匹については、姿が見当たりませんでした。

 

本当に申し訳なかったと北村さんは言います。

 

タロとジロの生還から9年経った68年。

 

昭和基地の溶けた雪の中に1匹の樺太犬の死骸がみつかったそう。

 

それは、タロとジロ以外に生存していたということを意味していたのです。

 

タロとジロを守ったのはリキだった!

 

 

 

 

 

 

 

 

画像出典:ドラマ 南極大陸 犬 – So-net

 

第3の生存犬の特徴は、灰色で短毛。

 

恐らく、行方不明の6匹のうちの1匹で

リキ

と推測されるそうです。

 

リキは、7歳の最年長樺太犬です。

元々姉妹が飼っていた飼い犬でした。

 

実は、このリキ、幼かったタロとジロに

 

自分の餌を与えていた!

 

という驚きの行動をみせていたそう。

 

まるで実の親のように、片時も離れずタロとジロの面倒を見ていたとか。

 

北村さんはこう語ります。

「リキは鎖から逃れた他の5匹の犬と同様、どこにでも行けた。しかし自力では食料を得られそうにない幼いタロとジロを見捨てて逃げることができず、一緒に基地に残ったのではないか」「若いタロ、ジロと違い7歳の最年長だったリキは徐々に体力を失い、力尽きてしまったのだろう」

「タロとジロのことは多くの人が知っているが、リキのことを知る人は少ない。リキも同じように極寒の昭和基地近くで必死に頑張って生きようとしたことを、多くの人に知ってほしい」

引用:ライブドアニュース

 

本当の立役者というのは、目立たないものなのかもしれません。

人間は物を言わぬ犬達に多くの事を教えてもらっているようです。

リキという素晴らしい樺太犬が居たという真実は、決して忘れてはならないでしょう。