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子育て

何故自分の子が?いじめ・SNS・不登校 今あなたがしてあげられる事

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近年増加傾向にある、こどものいじめや家庭の事情などによる【不登校】。

文部科学省が2018年2月に公表した「児童生徒の問題行動・不登校等調査」によると、年間30日以上欠席した不登校の子どもは、全国の国公私立の小中学生合わせて前年度比6.1%増の13万3683人に上り、4年連続で増加した。引用:nippon.com

学校側もいじめ対策に本腰を入れ始め、何としても年々増加していく現状を食い止めたい 。

いじめは昔からありますが、時代の流れと共にその手段・特性も変化しています。

世間ではだいぶ認知されてきている、SNSでのいじめ。仲の良いグループ同士でチャットルームを作り、そのルーム内で話す事ができます。

メールとは違い、リアルタイムで会話ができるので、まるで一緒に遊んでいるかのような錯覚を感じます。

家の中に居ても友達と遊べる画期的なツールでしょう。

しかしその楽しい場所が一気に地獄と化すこともあります。それはチャット内のいじめ。

極端な一例になってしまいますが、文字のみでやり取りをしているため、何気ない言葉が気に障り、【嫌な事を言われた】と受け手に思われ、そこから仲間外れやいじめに発展することもあります。

前置きが長くなりましたが、今回は、【不登校】と【いじめ】をテーマに、大人の私たちがしてあげられる事のヒントに役立ちたいと思い、学生時代筆者が受けた実際のいじめも交えながら記事を書かせていただきます。

※センシティブな内容になります。

 

いじめにはきっかけがある

筆者がいじめを受けていたのは、中学2年生~中学3年生の頃です。

小学生の頃から、どんくさい性格や見た目などで上級生に悪口を言われたり、靴を隠されたり、こそこそ笑われたり。

特定の人からいじめられるなどは度々あったのですが、本格的に複数から受けるのは中学生が初めてでした。

いじめの内容は、身体的に暴力を受けるようなものは一切なかった為、命の危険などは感じませんでしたが、精神的にストレスがかかる内容でした。

目の前で身体的な部分の悪口を言われる、必要以上に見られ陰で笑われる、学校帰りに尾行される等、クラス大半の生徒からそういった不快に思う事を受けていました。

中学1年生の頃は、そういった事はなく、楽しく学校生活を送っていましたが、クラス替えがあり、2年生になったところで徐々に変化していきました。

 

なぜそうなってしまったのでしょう?

 

当時の私には理解出来ませんでしたが、いじめられるようになったきっかけがあったのです。

そのきっかけに気が付いたのは、高校生になってからでした。

 

筆者の場合ですが、【自分から心を閉ざしていた事】が大きな理由。

小学生の頃からおしゃべりが大好きな子でしたが、話を順序立てる事が苦手で、話すことがあまり上手ではない子供でした。

人に伝える言葉の能力、コミュニケーション能力の部分が大きく欠けていたのです。

理由は様々ですが、大勢よりも少数の仲の良い子と遊ぶのが好きで、その子ととても仲が良かった為、少し話すのが下手くそでも感覚で伝わるほどの深い付き合いでした。

かけがえのない親友が居ることはとても素晴らしいことですが、様々な人とコミュニケーションを取り、躓いたり、喜んだり、そういった経験が同世代と比べて大きく成長が遅れていました。

その為、「いざ新しいクラス」という環境に一人で放り出され、【何を話したらいいかわからない・どうコミュニケーションを取ったら良いかわからない】という状態になり、常に緊張します。

 

ですが最初のうちはみんな同じスタートラインです。

 

「初めてのクラスで緊張する、早く友達をつくりたい。」

 

そういった気持ちを持つ者同士、名前順で座った前後の席の子と少しずつ会話を始めます。

筆者の場合、ここで躓いてしまいました。

 

この子とは何を話したらいいんだろう?

思い切って会話を始めてみても、すぐに話題が終わってしまう。

同世代が好きなものを、自分は好きではなかったりして、話題を作ることも出来ない。

自分が面白いと思ったものを相手に話しても、説明が下手くそで「何を言っているかわからない」という表情をされてしまう。

 

いくら話してもうまくいかない。

仲良くなれるきっかけを逃してしまった。

 

そうこうしているうちに、周りは同じ話題で打ち解けて、どんどんグループが出来ていきます。

休憩時間になると、クラスに居るのが気まずくなり、仲のいい子がいる他のクラスに助けを求めるように通います。

 

これが悪循環になり、とうとうクラスの子と壁ができます。

すると、【あの子は何を考えているかわからない、暗い、一緒に居ても面白くない】等というレッテルを貼られ、それを覆すことは相当難しくなります。

 

一概には言えませんが、人は得体のしれないものを避けたり、批判したりするものです。

 

他の子よりもマイナスイメージから入るので、少しでも悪いところがあれば、すぐに目を付けられます。

それは見た目であったり、話すのが下手くそであったりと様々なマイナス面です。

 

そういった負の連鎖から、筆者はいじめられる子になっていました。

 

いじめられるようになってから、【席替え】【グループを組む】【人前での発表】、クラスの子とどうしても関わらなくてはいけないこれらが大嫌いでした。

グループを組めない子がいるのを、先生は知っているので、あえてくじ引きにしたりします。

特に、席替えやグループを組むものではよく行われる方法です。

 

ですが、このくじ引きもとても辛いものです。

席替えは本当に地獄でした。

 

先生が黒板に座席表を書き、くじ引きで少しずつ名前が書かれていきます。

仲の良い子同士が隣になれば、喜びを表して抱きしめあったりしています。

筆者はただただおびえていました。

何故なら、クラスの子たちが、【筆者の隣になりたくない】と願っているのがわかるからです。

そして、筆者の隣の席になってしまった子は、本当に嫌そうな顔をし、あからさまに機嫌が悪くなっていました。

 

私だって、好きであなたの隣になりたかったわけじゃない。

隣になってごめんね。

本当に本当に、当時はみじめな気持ちでいっぱいでした。

 

それでも、いじめられている私を気にかけてくれるクラスの子がいて、グループを組むときも積極的に呼んでくれました。

私は本当に嬉しく、救われる気持ちになりましたが、ここでもあと一歩が踏み出せないのです。

 

本当は私がいて迷惑しているのではないか、こんないじめられている自分と居てもらうのは申し訳ない。

こんな自分なんかという罪悪感がいつの間にか生まれていて、結局打ち解けることはできませんでした。

 

もういじめられたくない。変わらなければいけない勇気。

中学時代は本当に辛いものでしたが、私が不登校になることはありませんでした。

無遅刻無欠席で最後まで通い続けました。

それにはやはり理由があり、担任の先生と仲が良かったこと、何よりかけがえのない親友がいたこと。

中学3年の春、私の卒業写真で撮られた一枚は何ひとつ曇りもない笑顔でした。

もうあのクラスに通わなくていい。全て解放された。

心から笑った事が、本当にしばらくなかったことに改めて気が付いた一枚でした。

 

そして高校生に上がる頃、私はもう二度といじめを受けたくないと強く思うようになります。

 

何故、いじめられていたのか?

私は自問自答し、中学時代を振り返り、【コミュニケーションの大切さ】に気が付きます。

自分から壁を作ってしまったら、そこで終わりになってしまう。

むしろ自分から話しかけに行く勢いで挑まなければならない。

 

話が下手くそだっていい。無理して本来の性格を隠してもいい。

あまり誇れませんが、私は勉強以上に、【いじめられない自分・話すことを怖がらない勇気】を大事な自分のテーマとして胸に刻み付けました。

 

ですが、そこでも大きな壁にぶち当たります。

私は意気込んでいたのですが、1年生の4月にケガで入院することになりました。

4月は、新しい友達を作るための【新入生キャンプ】というのが設けられていた為、それに参加しないと全てが終わってしまうという恐怖に駆られました。

なので、まだ完治していないにも関わらず、無理を言って退院し、無理矢理キャンプに参加しました。

案の定、キャンプ先で傷口が開き、その場にいた子達をパニックにさせ、現地の病院に行くという散々なものになりましたが、その時に親身になってくれた子たちと打ち解けることができたのです。

 

そこから友達関係は今までの人生であり得ない程広がり、それも浅く広くではなく、深く程よく広く。

2人目の親友の存在も出来、その子のおかげで自分の会話下手の原因に気づくこともできました。

 

当時私をいじめていた子も、同じ高校に通っていたのですが、「あの時はいじめてごめんね。仲間外れになるのが怖かった。」と謝罪されました。

私は「確かに辛かった、だけどあなたはそうするしかなかったんだからもういいよ。」と素直に返すことができました。

 

いじめはきっかけを受けた一人から始まり、連鎖的に広がります。

自分もいじめないと、今度は自分が標的にされるという事が現実に起こります。

集団でのいじめは、こういった事も原因になっているのです。

 

何故いじめられているのか、原因を探るのは本当に難しく、辛いですし、自分が理不尽に嫌な思いを受けているので思考が働かなくなります。

検討が付かない場合や、変えようがないものだったりすると、絶望的です。

子供にとって学校は、限られた社会。そこで上手く生きていけないと、逃げ場がありません。

辛い世界から離れるため、だんだんと不登校になって行く子がいます。

それが年々増えているというのですから、どうにか止めたいと強く思います。

 

ですが、不登校という選択が必ずしも悪いわけではありません。

痛ましい選択をするより、学校社会から離れるという選択肢を選べるというのは本当に大事な事です。

私はそう思います。

 

相談できる環境が大事。子供が親や先生に相談できない理由。

いじめられている事を何故言ってくれなかったのだろうか。

力になれたかもしれない。

親や先生は相談できなかった、いじめられた子に対してそう問います。

 

私も相談できなかった一人です。

【いじめられている】というのを誰にも話せませんでした。

 

それは何故か。

よくあるのは、先生につげたことによって逆上され、いじめが悪化することを恐れるというもの。

私の場合は、【羞恥心とプライド】からでした。

 

【いじめられている=弱い人間】という認識を持っていたため、それを親や先生、友達に知られたくなかったのです。

 

本当に辛い思いをしたのは、母親が中学校へ面談へ来た際です。

私の母親は仕事で忙しく、行事や保護者会に参加したことがなかった為、クラスの子たちは【あいつの母親はどんな感じだろう?】と興味を持っていました。

 

案の定、中心的にいじめをしていた子たちが、私の母親へ故意的に声を掛けていました。

一般的に見れば、他の生徒の親に挨拶をするのは礼儀正しいですし、いいことだと思います。

ですが、私から見ればそれはからかい半分で行われていた事だったので、からかわれるのは自分だけでいい、母親を巻き込むなという怒りと羞恥心で煮えくり返っていました。

それと同時に、親にいじめを受けている弱い子、というのが知られたくないのと、こんなみじめな子供でごめんねという想いでいっぱいになりました。

 

そういった複雑な心境から、誰にも相談することはありませんでした。

 

自分を知っているからこそ、相談できないということもあります。

 

その場合は、知らない大人に相談できるという面で、いじめのホットライン、スクールカウンセラーという存在が非常に大きいです。

とは言っても、知らない誰かに相談できればいいのですが、とても大事な事なので、簡単には相談出来ないこともあります。

 

何が最善か、ということは難しいですが、少なからずSOSを出している子もいます。

「つかれた」「学校にいきたくない」「部活やめたい」など、こういった発言や表情が暗い、など些細なサインに気が付いてあげてください。

ただ怠けたいというだけではない可能性もあります。

 

ですが、無理に悩みを引き出さず、日頃コミュニケーションを取って相談しやすい環境を整えることが大事だと思います。

「何かあったの?」「いじめられてるの?」こういった質問で、話してくれる子もいますが、言えない子もたくさんいます。

家族は味方で、何よりもあなたが大事、辛くなったら逃げられるという事を知ってもらう事が大きな支えとなると経験を通じて私は思います。

最後に

この記事を書くきっかけとなったのは、動画配信サービスNetflix限定で配信されている【13の理由】という海外ドラマを見たことです。

このドラマは【いじめを受け自ら命を絶ってしまった子が、命を絶つまでの理由を述べたカセットテープを聴く】といういじめを題材にした話です。

カセットテープは、いじめていた子達が聞くことになります。自分たちがしていた事を、いじめられていた子はどういう気持ちだったのかというのを思い知らされるのです。

非常にリアルで、痛ましい部分もある為、当事者は視聴を控えるよう注意も促していますが、非常に考えさせられる一本です。

いじめられている子も、いじめている子も、そして学校と保護者様々な視点からいじめに向き合います。

子を持つ親御さんにぜひ見て頂きたい作品です。

 

当時を振り返りながら想いを綴り、長くなってしまいましたが、さいごまでお付き合いいただきありがとうございました。

私の経験が、解決のヒントになれれば幸いです。

 

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